洋画
山下清 洋画/ペン画の買取実績
以前査定させていただき、再度リピートのご依頼を頂戴しました。
ご依頼者様がご自身で購入されたものではなく、譲られたもののため、
真贋不明だとの事でご連絡を頂きましたが、
山下清作「ホタル」直筆ペン画・色紙の出張査定をさせて頂きました。
査定のポイント
有名な山下清ですが、一宿一飯のお礼に貼り絵の作品を製作したというのはドラマ上での創作であり、
実際はずば抜けた記憶力を持っており、自宅に帰って製作したということのようです。
現在、山下の描いた原画は主に親族が保有されています。
昨今大量の贋作が出回っておりますが、今回のペン画等は日本各地に依頼されて描いたものです。
但し、公式の鑑定を通さないと真作と断定したお取り扱いは出来ず、今回はお客様ご負担にて鑑定を通し、
真作と判定された場合の買取金額をご案内させて頂きました。
全てご納得頂き、弊社にて鑑定の手続きを代行させて頂きまして、真作と判定された時点で正式にお譲り頂きました。
●山下清
1922年 東京都台東区日本堤一で誕生
1925年 消化不良で命の危険に陥り、軽い言語障害と知的障害の後遺症を患う
1934年 千葉県市川市の知的障害児施設「八幡学園」へ入園 この学園での生活で「ちぎり紙細工」に出会う
1938年 東京市中央区銀座の画廊で初個展を開催
1940年 1954年まで放浪を続けた
1956年 東京大丸の「山下清展」を始め、全国巡回展が約130回開かれた
1961年 約40日間のヨーロッパ旅行に出発各地の名所を絵に残した
1971年 49歳 没
鑑定士より一言
山下清原画展などと大々的に贋作を展示販売されている昨今、なかなか真贋が分かりにくいかと存じます。
公式の鑑定機関が御座いますので、そこを通しての買取と、そのままの場合の買取の両方のご案内が可能でございます。
ご安心頂けますようメリットデメリットしっかりご案内致しますので、お気軽にお問い合わせ頂ければと存じます。
今回はご縁を頂き誠にありがとうございました。