文房四宝とは?現代における文房四宝の価値や保管方法

万年筆、ボールペン、シャープペンシルなど、19世紀以降の筆記具、文具の発展は目覚ましく、ましてや今日ではデジタルデバイスの普及により、こしうしたものさえ、手にする機会が減っています。しかしながら、長期に渡り筆と墨による筆記は中国や日本では主流の文具でした。また、硯や墨などは美術品として価値が高いものがあり、現在でもコレクターが多数存在しています。今回は、中国で文房四宝と呼ばれた筆・墨・紙・硯の歴史を振り返ってみましょう。
文房四宝の基礎知識
筆・墨・紙・硯は、日常の筆記・記録のみならず、書道や水墨画をはじめとする東洋の芸術に欠かせないもので、書家にとって「文房(書斎・書を学ぶ部屋)の四つの宝」の意味で「文房四宝」と呼んで尊ばれてきました。また、日本の多くの方は学校で習字の時間には書道用品・半紙で毛筆をとり文字の練習をしたり、写経をされる方は小筆に慣れている方もいるかと思います。初めに、文房四宝のそれぞれについてご案内いたします。
●文房四宝とは?
文房四宝とは、古来より中国の文人が書斎(文房)で使用する筆・墨・紙・硯のことです。文学や芸術などにおける書道を行う上で必要な4つの基本的な道具ということになります。文房四宝にはさまざまな別称があり、「文房四友(ぶんぼうしゆう)」や「文房四侯(ぶんぼうしこう)」と呼ばれることがあります。
・筆(ふで)
穂先は主に山羊毛や狼毛、豚毛や馬毛などの獣毛で作られています。長さや太さ、硬さなどにおいて、さまざまな種類があります。筆の種類により、書く文字の線質が変わるとされており、求める表現によって筆は使い分けられています。書家の榊莫山は筆の特徴について記した本を執筆しています。
・墨(すみ)
墨には固形墨と液体墨があるが、文房四宝では固形墨が一般的です。墨と水を硯の上で混ぜ合わせ液体にして使用します。煤(すす)や膠(にかわ)が主な原料であり、煤は、菜種油や松の木の樹脂などを燃やしてできたもので、膠は動物の骨や皮を煮詰めて作ったものを使用しています。最近では、やや青みがかった発色をする青墨も好まれて使われています。
・紙(かみ)
紙は、楮(こうぞ)や三椏(みつまた)楮麻(こうぞあさ)などの植物の繊維から作るのが一般的です。紙の種類により、厚みや色、質感が違っており、墨の広がりや文字の書き心地が異なってきます。特に日本の和紙は画仙紙と呼ばれ、書道や水墨画で用いられる紙として人気があります。
・硯(すずり)
硯は墨を摩り下ろすための道具となります。硯は水槽(みずいけ)と摺面(すりめん)があり、水槽に水を入れ、摺面で墨を摺って墨汁を作ることになります。硯は、陶器や石で作られるのが一般的です。鋒鋩と呼ばれる摺面の状態が硯によって異なるため、硯の種類により、墨の質感が変わるとされています。
●文房四宝の歴史
文房四宝は中国で発祥したものです。漢時代~唐時代に文具を鑑賞し愛玩する風潮が広まり、宋代に文房四宝という名が初めて登場したと言われています。文字の美しさが重要視される文化に発展したものです。日本には奈良時代~江戸時代に仏教や漢字とともに文房四宝が伝来したと言われています。
現代における文房四宝の価値
中国の端渓や歙州、日本の雨宮、雄勝、赤間。いずれも硯の産地として知られています。特に、端渓硯は唐時代から最高級の硯として珍重されており、書道家や愛好家の間で非常に人気があります。端渓硯の中でも、老坑と呼ばれる産地のものは非常に高値で取引されています。
●文房四宝の価値
現代において文房四宝は、歴史的、芸術的な価値があるとされているものが多くあります。特に墨と硯は骨董品や芸術品として高値で買取りされるケースがある
●価値の高い文房四宝の特徴
希少な素材、著名な作家、伝統的な産地のもの、保存状態が良好なもの、セットで揃っているものは価値が高いとされています。硯や墨などは消耗しにくいため、単品でも価値が高い傾向にあります。
その他、文鎮や水滴、硯箱や印材なども、文房四宝関連の用具として、用いられるとともにコレクターがいます。
文房四宝の保管のコツ
最後に、お手元に文房四宝にある方やこれからコレクションしてみようとお考えの方のために、保管方法についてご紹介しておきます。
●筆
筆は筆架という台に吊り下げる、もしくは筆巻きに巻いて保管すると良いでしょう。新品のまま使用してない筆は、害虫がつきやすいため防虫剤を入れて、密閉しておくと良いでしょう。使用した場合、直ぐにやさしく水洗いし、日陰干しをします。直ぐに洗わないと墨がかたまり、筆が硬くなるために、使用後の手入れが大切です。
●墨
墨は湿度の加減によりひび割れをおこす可能性があるため、湿気の少ない場所に保管します。墨は湿度が高いと水分を吸って膨らみ、乾燥すると縮む性質があり、膨らみ縮むことを繰り返すとひび割れをおこす場合があるとのことです。
●紙
紙は湿気が少なく、風通しの良い平らな場所に保管します。保管する際は、折れやしわが入らないように注意が必要です。虫食い防止のために防虫剤を添えると良いでしょう。紙が呼吸できないとシミの原因となるため、ビニールなどに包まず空気を遮断しないように気を付けることが大切です。
●硯
硯はカビや細菌の発生を防止するため、通しの良いところに保管します。使用した場合は、完全に乾いた後に保管場所に片付けることが必要です。
これも文房四宝? 意外な文具が高値となるかも!
上記でご案内したように、中国の硯・端渓硯は中国のみならず日本でも人気が高い硯です。また、中国製の唐墨で、古墨と呼ばれる数十年から数百年前に作られて長期間保存された墨は、時間が経つことで品質が向上し、貴重なものとして珍重されています。
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