陶器・磁器買取

焼き物好きな日本人の身近な美術品

日本人の生活に古くから馴染み深い焼き物。日常の生活雑器から茶道具までさまざなものが焼き物で作られています。初めから美術品として作られていなくとも、古備前や古伊万里のようにかつての日用品さえも、コレクターのいるアイテムが陶磁器/焼き物です。

陶器・磁器の特長

陶磁器/焼き物は、古くから食器として世界各地で発展しつづけている美術品のひとつです。日本でも古くから陶器づくりが行われており、茶道の最盛期とも言われる室町時代から安土桃山時代には、「日本六古窯」と呼ばれる瀬戸、常滑、信楽、越前、丹波、備前をはじめとし、各地で陶器づくりが盛んになりました。現在でも瀬戸焼、信楽焼、越前焼、有田焼、九谷焼、益子焼は人気があります。こうした中で、個人作家の活躍もめざましくなり、明治以降から現在まで、名前の知られた陶芸家も数多くいて、コレクターアイテムとなっています。 海外ブランドの磁器では、マイセン、ロイヤルコペンハーゲン、ウェッジウッド、エルメス、ヘレンドなどのブランドが人気です。中でもマイセン、ロイヤルコペンハーゲンはとくに人気があり、国内外問わずコレクターが多いブランドです。皿、ティーカップのセット、イヤープレート、マグカップなど様々な種類の磁器がありますが、アニバーサリー作品、限定商品、初期の作品などが人気を集めています。 ご親族様が過去に購入してそのままになっていた焼き物の中に思わぬお宝が使われずに残っているかもしれません。

陶器・磁器の魅力・人気の理由

日々の食卓を彩る普段遣いの器として陶磁器を集める方がいますし、使わずにコレクターアイテムとして陶磁器を集める方もいらっしゃいます。陶磁器は幅広く蒐集することもできますし、特定の分野、作家などで絞った蒐集ができるジャンルでもあります。例えば、古伊万里のそば猪口などは、手頃な費用で収集できるため、古くから人気がある陶磁器ジャンルです。また、備前焼や信楽焼などのように、一品一品で表情が異なる作品がありますので、同じ焼き物でも集める方の好みが反映しやすいものとなっています。

買取商品例

茶道具 / 茶碗 / 楽茶碗 / 黒楽茶碗 / 織部茶碗 / 九谷茶碗 / 古伊万里茶碗 / 瀬戸茶碗 / 萩焼茶碗 / 白磁茶碗 / 備前茶碗 / 平茶椀 / 益子茶碗 / 三島茶碗 / 陶器 / 壺 / 磁器 / 陶磁器 / 陶芸品 / 陶芸 / 焼物 / 香炉 / 織部焼 / 古伊万里焼 / 七宝焼 / 瀬戸焼 / 萩焼 / 美濃焼 / 九谷焼 / 備前焼 / 唐津焼 / 益子焼 / 急須 / 花瓶 / 壷 / 喰篭(喰籠) / 菓子器 / 水指 / 茶入 / 花器 / 香合 / 煎茶 / 皿 / 小皿 / 大皿 / 古陶器 / 置物 / 向付 / 染付 / 色絵 / 金彩 / 赤絵 / 白磁 / 青磁 / 染錦 / 練上 / 象嵌 / 酒器 / 徳利 / 猪口 / ぐい呑 / 鉢 / 会席膳 / 花入 / 蕎麦猪口 / 伊万里焼 / 細字 / 釉 / 大樋焼 / 切子 / 鍋島 / 花瓶 / 朱泥

陶器・磁器の買取実績

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代表的な取扱い作家

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陶器・磁器を高く売るポイント

point 1 作家名・時代・産地

陶磁器の重要なポイントは作家が誰であるか、どの時代につくられた作品であるかが査定評価に大きく関わってきます。 新作陶芸といわれる明治期から現代における作品では、重要無形文化財(人間国宝)が手掛けた作品となると人気が高く、高額査定のポイントになります。 北大路魯山人や加守田章二、加藤唐九郎などの人気作家も高額査定の対象となります。 作者が特定できない李朝白磁や高麗青磁、古伊万里といった時代のある陶磁器も高額査定が期待できる作品です。

point 2 作品の状態

近現代の作品であれば、未使用であるものが高い価値になります。また使用されたものでは作品本体の汚れ具合、使用感、キズ、破損箇所などが少ないことが価値となります。さらには、共箱や共布など付属品の汚れや損傷も価値に影響します。なお、古陶磁であれば、そもそも使用感や汚れがないものは少なく、長く使われた結果、使用に伴う古色がついていてもいても、古いものであれば高い価値があるものもあります。

point 3 作品の種類・図柄

同じ作家の作品でも、価値が異なってくる場合があります。初期の作品は希少性がありますが、晩年の作品と比べて技工に劣る場合があり、価値が下がる傾向が場合があります。また、人間国宝となった方では、その指定される技術を使用した作品のほうが価値があるものとなります。多くの場合、その作家の特色や技巧が強く生かされた出来栄えの良い作品、人気のある図柄や形状の作品などは評価が高くなる傾向があります。

point 4 アイテムのカテゴリー/作品分野

陶磁器/焼き物は特定の分野を集められている方がいます。作家や産地などはもちろん、例えば、先に記しましたが、日本のやきものでは、古伊万里のそば猪口、ぐい呑・酒器など、洋食器のコーヒーカップやビアマグに絞って集められている方がいます。やはり、収集されている方が多いカテゴリー、作家の作品は価値の高いものとなります。また、その中には作例が少なかったり、限定で作られた作品があれば、より価値は高いものとなります。

point 5 付属品の有無

掛軸や茶道具などにも同じことが言えますが、日本人作家の陶磁器には共箱といわれる作者本人の署名捺印がはいった木箱の有無が大きく査定評価に関わってきます。付属品は他に、陶歴や窯の紹介が書かれた栞や共布(包み布)があります。 共箱は作品の保証書の様な役割を果たし、共箱があるかないかによって価格が2倍から10倍になる事も珍しくありません。 しかし陶磁器の作者によっては共箱を作成しない作品もありますし、時代が古すぎる事によって共箱そのものが存在しない作品もあります。 古陶磁や海外の陶磁器には共箱は存在しません。ですので共箱が無い物なので評価が低くなるとも言い切れないのが事実です。 共箱は桐、杉材の物が大半で、より高価な作品となるとそれらの箱を収納する塗箱(漆塗り)が付いたものも存在します。 一部、後世にお持ちになっていた方が箱を誂えている場合があります。その箱を製作した方が、著名な方であれば付加価値となる場合もあります。

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