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骨董品の見分け方とは?偽物が存在する理由や見分け方のポイント

骨董店・古美術店。敷居が高くて入れづらそうだが、未知の世界がある、そんな気持ちになる方は多いと思います。
骨董品のすべてが高い価値があるものとは限りませんが、「価値のある骨董品」とは、品物が生まれた時代や歴史的背景と密接に関連しているものです。骨董品は、保存状態、作家の知名度、希少性、制作された年代により取引される金額が大きく変わります。一般的には、古代・中世・近世と呼ばれる明治時代以前に生産された品物は高く評価される傾向があります。今回は骨董の価値についてご案内します。

   
骨董品に偽物(贋作)は存在する?
まずは、骨董品につきものとなる、偽物・贋物(贋作)についての知識をご紹介します。骨董品の偽物には、意図的に作られた物と、鑑定の誤りによる偽物があります。つまり、制作者が偽物(贋作)を意図して作られたものでなくても、偽物(贋作)として流通してしまうケースが有るということになります。

   
●骨董品の「偽物」は存在する
現実には、骨董品の偽物は国内外に存在し、非常に広く流通しています。また、偽物自体が一旦、人の手に渡っても、それを手放すことがあるため、毀損・消失するまで偽物が存在し続けることがよくあります。特に骨董市などでは、よく偽物を見かけ、つい買ってしまう可能性があります。また魅力や人気のあるものに偽物が多い傾向があります。
詳細に法律を照らし合わせていくと、偽物を製作・販売することは、刑法246条1項・詐欺罪に該当します。ただし、多くの場合、証明が難しいために偽物を製造・販売していても罪に問われることがないという現状があります。
(1)中国での問題:
中国では政府の許可を得ていれば偽物を製造・販売してもよいとされています。これは騙すという意図ではなく、骨董品の複製品ということで、偽物を特産品として製造している地域があり、ビジネス化していると言えます。
(2)日本での問題:
法律に沿って判断すると、偽物を意図して販売していたという証明ができない限り、罪には問えません。偽物を取り扱っていても、意図していたものと証明することが難しく、罪に問われるケースは事実上少ないといえます。例えば、古美術品の「野々村仁清」の作品が高く評価を受けた後、偽物が多く流通した事例があったとのことです。
ただし、近代美術品の偽物に限って言えば、詐欺罪の他に著作権侵害という罪にも該当し、製作者や販売関与者が逮捕されたということはありました。

●熟練の鑑定士でさえも本物と偽物の判断を間違うこともある
鑑定したものが実は偽物で、偽物と知らずに販売していたというケースが多くあるようです。良心的な骨董商であれば、偽物とわかった時点で、それを破壊する方がいるそうです。また、手元に置いておき、自らの戒めとしている方もりるようです。つまり、本物と偽物を見極めるには、素人にわからない特徴の見極めや長年の経験と豊富な知識が必要となり、骨董商と言えども見誤る事があるのは事実です。

  
骨董品の見分け方のポイント
一般的に言われている骨董品の真贋/本物か・偽物かの判断基準・チェックポイントやコツについて、以下でご案内します。

 

●作者のサイン、刻印の有無を確認する
陶器、絵画、掛軸などには作者のサインや刻印、落款が残っているかどうかが確認事項です。骨董品の裏側や骨董品を収める共箱、蓋の裏などを確認します。有名作家の本物と偽物を見分ける判断材料として重要度が高いポイントです。

●作成された年代を確認する
作成された年代と骨董品の状態に矛盾がないかを確認します。古いものほど全体の色褪せ、光沢の劣化が起きています。ただし、新しく制作した作品に、故意に古い雰囲気を加える「古色づけ」ということが、施されている作品も数多くあります。

●素材を確認する
希少で高価な素材が用いられているかどうかを確認します。「高価な素材」とは、主に象牙、珊瑚、翡翠、金、銀などを指します。素材は骨董品の価値を左右する重要な要素です。つまり、一般的には安価に偽物を制作するために、高価な材料は使用しないという傾向があります。また、その時代時代によって用いられる素材自体が変化をするというケースがあり、特に現在入手困難な素材が使用していれば、近現代に制作された偽物と異なると判断できます。

●種類別にも確認する
以下、各ジャンルごとに確認すべき事項を挙げておきます。
・絵画
絵具やキャンパスが制作年代にあっているか。
作者のタッチと違いはないか。

・掛け軸
墨で描かれているか。
紙の質感が時代にあっているか。
印刷特有のドットが確認できるか(これがあれば、印刷による複製品となります)。

・茶道具
経年劣化に沿った光沢感があるか。
焼物であれば、きれいに整いすぎていないか。

・陶磁器
その地域でとれる土で作られたものか。
その時代に使われた釉薬の変化にあっているか。釉薬(ゆうやく)とは、素焼の陶磁器の表面に光沢を出し、液体がしみ込むのを防ぐために用いる粉末で、焼成後にはガラス質の被膜が形成されます。

・根付
根付とは、帯にぶら下げて小物を吊るす留具で日本の伝統工芸品のことで、価値のある骨董品には牙や鹿の角、クジラの歯などの動物の素材が使用されていることが多いものです。また、時代により作者の名前が刻み込まれており、同じモチーフの値付けであっても、その作者により価値が異なります。

   
骨董品を売る際の準備
では、上記でご案内したような価値がある骨董品があり、売却するお考えがあるときの準備を次にご紹介します。

  
●骨董品を正しくお手入れして保管する
お手入れ方法や保管方法によって骨董品の希少価値は大きく変わるため、以下のことにご注意いただければと思います。
(1)定期的なお手入れ方法:
・取り扱いの際には布手袋を着用し、素手で触れないようにします。
・お手入れは湿度が高い日には行わないようにします。
・時々、晴れた日に陰干しをすることがよいでしょう。
・付着物を乾いた布で優しく拭き上げ、清潔に整えるようにします。
(2)保管方法:
・虫食いを防ぐ為、防虫剤や乾燥剤を使用すします。
・割れやすいものは高いところには収納しないほうがよいでしょう。直射日光が当たらず、風通しのよい場所に保管するようにします。
・共箱や鑑定書は骨董品とともに大切に保管しておきます。

●「鑑定」と「査定」の違いを理解する
(1)鑑定とは:「本物(とされるもの)」と比べて判断する行為
一般的に、鑑定料のほか、鑑定証書代が費用としてかかることが多いです。
鑑定に出す際は、共箱や書状などの付属品を添えて出す必要があります。
(2)査定とは:市場価格をもとに「本物(とされるもの)」を評価し価格をつける行為

一般的に売却を予定していれば、買取業者の無料査定を利用できます。業者数社から見積もりをとり比較検討することもできます。

 

項目鑑定査定
目的年代、価値を明確にする市場価格に基づいて売却額を算出する
評価基準歴史、保存状態市場の需要や流通価格
活用場面コレクション、学術的な調査売却購入価格の決定

 

      
骨董品の見分け方がわかれば万全! 骨董品の高値売却に期待しよう!
以上で、ご紹介したように、骨董品には偽物が多くあり、その価値を大きく左右するポイントです。
もし、偽物かどうかがわからなくても、骨董品買取こたろうでは、詳細に調べて査定していますので、お気軽にお問い合わせください。

 

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