中国美術買取

骨董市場で最も勢いがあると言われている中国美術

古い時代に中国で作られた美術骨董品が近年の日本国内でも高額の取引を生み出し、その勢いは骨董品市場全般に好循環をもたらしています。2007年に中国で改定された「中国文物の海外持ち出し基準」の影響もあり20年以上前に日本に入ってきた中国骨董は、従来品の数倍にも及ぶ高価買取が可能となりました。

中国美術の特長

「中国美術」とは、中国でつくられた美術品のことをいいます。中国美術とひとことにいっても、山水画、人物画、花鳥画をはじめとする絵画をはじめ、書画、中国陶磁器、漆器、青銅器、壷など多岐にわたります。 中国は、美術品の誕生も古く、殷(いん)の時代に、祭祀に使われた動物を描いた青銅器からはじまったとされています。唐の時代に入ると、様々な文化人が活躍するようになります。詩では、李白・王維・杜甫、絵画では、呉道玄、盛唐の王維、李思訓などがこの時代に活躍しました。また、貴族文化の衰えと同時に、陶磁器は青磁や白磁が主流になりました。元、明、清 の時代に入ると、周辺国の影響を受け、美術、芸術にも大きな変化が見られました。絵画では、南宗画が中国絵画の主流になり、陶芸では、景徳鎮など、優れた陶磁器がつくられました。万暦窯で焼かれた「万暦赤絵」や、宣徳年間の「染付」は世界のコレクターの人気を集めています。中華民国が成立後の近代では、世界各国の美術の技術を取り入れた美術品がつくられるようになります。徐悲鴻、張大千、斉璜(白石)、呉昌碩をはじめとする作家が活躍しました。 西洋美術と同様に、中国美術も時代の変化とともに美術様式が多きく変化し、今もなお変化し続けています。

中国美術の魅力・人気の理由

中国美術品は文化大革命や戦争などの影響により日本には多くの中国美術品が流入してきました。そうした美術品を買い戻す中国人富裕層の動きを受け、中国美術品は値上がりを続けています。特に日本から出てくる中国の美術品は質が高いとの評価が定着し、多くの美術商や収集家が日本を訪れるようになりました。中国の4,000年以上続いた歴史の中でそれぞれの時代を象徴し、高い技術で作られた美術品はとても大きな魅力となっています。

買取商品例

書画/掛軸/絵画/古文書/堆朱/翡翠/やきもの/五彩/粉彩/青磁/白磁/辰砂/七宝/煎茶道具/急須/印材

中国美術の買取実績

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代表的な取扱い作家

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中国美術を高く売るポイント

point 1 作品がつくられた年代

1966年から10年ほど続いた文化大革命で多くの作品が破壊されてしまった事や、現在中国政府は骨董品の海外持ち出し制限をかけ、1911年以前の文物、また1949年以前の作家作品などは持ち出し禁止としました。その影響により現在日本にある古い年代の中国美術品は高額の査定が期待されます。
逆にここ数年の内に中国に行ったときに骨董市・美術館で買ってきたといった作品は、中国の定めた規制を下回る物となりあまり良いものがありません。

point 2 中国国内で人気の作家作品

日本国内で取り引きされた美術品は中国に渡るケースが多く、やはりその中国国内で人気の作家作品であるかが重要となります。中国書画は美術品として人気のお品ですが、中でも中国書家の三大巨匠と呼ばれた呉昌碩・斉白石・王一亭の作品は高額で取り引きされています。やはり日本の美術品と同じように、高名な作家作品であるかが大きな査定のポイントとなります。

point 3 中国美術の代表的 書画・絵画・陶磁器

代表的な中国美術品と言えば、書画・絵画・陶磁器が先ず挙げられます。長い歴史の中で素晴らしい作品が多く生まれた品目となり、多くの収集家がいる事で高額の取引が期待されます。その三品目以外にも堆朱作品や硯などの書道具、急須などの煎茶道具、翡翠や玉で作られた作品も収集家が多く、高額の査定となる作品が多く存在します。

point 4 作品の状態

日本の骨董品以上に、中国骨董は作られた年代が大きく査定額に影響します。やはり長い年代、月日の中で傷んでしまう作品も多く存在します。傷や修復跡がない作品となると大変貴重であり、現在日本の骨董品では考えられないような金額で取り引きされている美術品が多く存在し、それが骨董市場や買取り査定額に大きな影響を出しています。

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