洋画
アンドレ・ブラジリエ 洋画/リトグラフの買取実績
当社ホームページをご覧頂き、メールでの査定依頼を頂戴しました。
お客様のほうから画像をいただきましたので概略確認し、
出張査定のご希望で後日、お客様の方へお訪ねいたしました。
査定のポイント
ご依頼者様のご家族が所有していた作品で、ご本人はあまり詳しくないようです。
査定させていただいた作品はブラジリエの人気作品「ファンタジー」でサイズは50号があり、
実際に手に取って確認したところ、本体と額にシミや汚れが生じていました。
査定金額が少し減点になりますが、
購入時の外箱が付いていると全体的に大きな傷がないので
高価にてお買い取りさせていただきました。
●アンドレ・ブラジリエ
1929年 フランス、ソーミュールで画家の両親のもとに生まれる
1949年 パリ、エコール・デ・ボザールに入学、モーリス・ブリアンションのアトリエで学ぶ
1952年 フローレンス・ブリュメンタル賞受賞
1953年 ローマ大賞絵画部門グランプリ受賞
1959年 ムルロー工房で最初のリトグラフを制作
1969年 東京にて初個展
1974年 初来日、吉井画廊(東京)にて個展
パリ、ギャルリー・ビジョン ヌーべルにてリトグラフとタピストリーの個展
1977年 東山魁夷画伯が壁画制作中の唐招提寺(奈良)にブラジリエ氏を招待する
1980年 シュノンソー城にて、1950年から1980年までの190点を集め、初の回顧展
1985年 戯曲「ジブレット」(レイナルド・ハーン作)の舞台・衣装を制作
1987年 プロヴァンス地方のヴァンスでモザイク画(15×3メートル)を制作
1988年 南仏アンティーブのピカソ美術館にて回顧展
1989年 アンジェにおいて回顧展「アンドレ・ブラジリエへのオマージュ」が開催され、金の木馬賞(アンジェ市名誉勲章)を受章
2004年 マイノー城(ドイツ・コンスタンツ湖畔)にて個展
2005年 エルミタージュ美術館(ロシア・サンクトペテルブルク)にて回顧展
2010年 シュノンソー城にて代表作40点による個展
鑑定士より一言
絵画作品は号あたりの単価で売買額を評価するケースがありますが、
大きくなりすぎると逆に人気がなくなり、場合によっては価値が下がってしまうケースがあります。
一般的には50号を超えると、大きさに応じた評価にはなりにくくなります。
絵画の査定をご依頼いただく場合には、こうしたケースもご承知おきください。
この度はありがとうございました。