陶器・磁器
十三代今泉今右衛門 陶器・磁器/有田焼 鍋島焼 色絵吹墨花瓶の買取実績
当社ホームページを検索していただき、お電話でお問い合わせを頂戴しました。
査定をご希望する美術品の点数が多かったので、直ぐに訪問日時を決めて
出張対応させていただきました。
お手元にある美術品のうち数点思い入れのあるお品はお手元に残して
その他、査定させていただいた全てをお買取させていただきました。
査定のポイント
《十三代今泉今右衛門》
市場での流通量が多いのは十二代〜十四代です。
十四代が当代となり、十三代・十四代とも個人として人間国宝の
指定を受けています。
柿右衛門と今右衛門。
有田焼の二代巨頭で有田焼を代表する陶芸一族です。
歴史は長く、最初は上絵の色鍋島の工房から始まり十代の頃から
素地作品の制作へと転換し今の今右衛門陶房となりましま。
ここで紹介するのは「吹墨」という技法の作品です。
買取相場は「吹墨」「薄墨」で買取価格に大きな差はありませんが
作品の大きさ、細かさで価格は変わります。
今右衛門窯で、この技法を用いた作品は、各代の当主本人作となります。
●十三代今泉今右衛門≪いまいずみいまえもん≫
大正15年 12代今右衛門の長男に生まれる。
昭和24年 東京美術学校(現芸大美術部)工芸科卒業。
昭和37年 日本伝統工芸展初入選
昭和50年、十三代を襲名し、改めて「色鍋島今右衛門技術保存会」をつくり、
重要無形文化財の総合指定を受けました。
また、十三代らしい作品をと研鑽に努め、染付吹墨・薄墨吹墨の技法を確立し、
その作品は伝統工芸展での優秀賞、日本陶芸展での秩父宮賜杯、毎日芸術賞、
日本陶磁協会金賞を受賞するなど高い評価を得て、
平成元年には重要無形文化財「色絵磁器」保持者(いわゆる人間国宝)の認定を受けました。
平成13年 死去
鑑定士より一言
鑑定機関はなく現場でお品物を拝見して判断させていただきます。
共箱が有るのと無いとでは評価はかなり変わり、共箱が重要な役割なためお持ちの方は
一緒にしておくことをオススメします。
作者不明、置き場所がなく売却したい等お気軽に些細な事でもご相談いただければと思います。
この度はありがとうございました。