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猪熊弦一郎

買取エリア

東京都世田谷区

    お住まいの建て替えに伴い、しまわれていた美術品の整理で訪問させていただきました。お問い合わせの際には絵画の一部以外はあまり価値があるものではないとのことでしたがとても時代感のある作品が色々とあり、美術・骨董品として評価に値する作品が多数ございました。

     

    査定のポイント

    どれも素晴らしい作品ばかりでしたがやはりお客様がお話しされていた猪熊弦一郎の作品が最も魅力的な作品で、しっかりと評価させていただきました。
    猪熊弦一郎といえば三越の包装紙をデザインされた作者で1950年に採用されてから半世紀以上経った現在でも使われ続けています。また、JR上野駅構内に描かれた大壁画《自由》も有名です。
    お譲りいただいた作品は1983年に制作された水彩画作品で、状態も良く高額の提示となりました。

    ●猪熊弦一郎
    1902年香川県高松市生まれ。
    東京美術学校で藤島武二に師事。
    1938年-1940年まで滞仏、アンリ・マティスに学ぶ。
    1955年再びパリへ向かう途中、立ち寄ったニューヨークに魅了され、
    そのまま同地に留まりアトリエを構える。
    およそ20年間ニューヨークを拠点に活動、渡米をきっかけに画風は具象から抽象へと大きく変化した。
    帰国後は東京とハワイを行き来し生涯現役で制作を続ける。
    1991年故郷に丸亀市猪熊弦一郎現代美術館開館。
    1993年90歳で逝去。

    鑑定士より一言

    近年「現代アート」と呼ばれる抽象、具象、イラストなどの作品が注目を集め世界でも高値で取り引きが行われていますが猪熊弦一郎はすでに50年以上前からそのような作品を制作してきた先駆者です。各国を外遊しながら世界中の著名な画家と交流を深めアートの世界を開拓してきた猪熊弦一郎はまだまだこれから先、目が離せない作者です。
    こたろうでは幅広い作品を確かな目で見極められる査定士が在籍しておりますのでぜひ些細なことでも結構ですのでご相談ください。

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