沈壽官(ちん じゅかん)作品の買取
作品カテゴリー
陶器・磁器
沈壽官(ちん じゅかん)の生涯・功績
沈壽官は安土桃山時代に韓国から渡来した陶工で、
現在になるまで15代続いている窯元です。
14代は司馬遼太郎の小説『故郷忘じがたく候』の主人公として知られています。
【年譜】
(十二代)
1835年 鹿児島県生まれ
1873年(明治 6年)オーストリアのウィーン万博に約180cmの大花瓶一対を発表し「サツマ」は日本陶器の代名詞となって絶賛を浴びた。
1885年(明治18年)「透し彫り」や「浮き彫り」の技術で農商務卿「西郷従道」より功労賞を受ける
1892年(明治25年)アメリカの世界大博覧会へ出品「褒賞銅杯」
1900年(明治33年)パリ万博「銅賞」
1901年(明治34年)産業発展の功労者「緑綬褒賞」
1903年(明治36年)ハノイ東洋諸国博覧会「金賞」
1904年(明治37年)セントルイス万博「銀賞」受賞
1906年(明治39年)没
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(十三代)(本名:沈 正彦)
1889年 「十二代:沈壽官」の長男として生れる
1906年 「十三代:沈壽官」襲名
1922年 – 1962年 40年間に渡り、苗代川陶器組合長として薩摩陶業を発展させた
1963年 県民表彰を受賞。
1964年 没
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(十四代)(本名:大迫恵吉)
1926年 「十三代:沈壽官」の長男として生れる
1964年 「十四代:沈壽官」襲名
1970年 大阪万国博覧会「白薩摩浮彫大花瓶」出品
1999年 大韓民国銀冠文化勲章受賞
2010年 旭日小綬章 受賞
2019年 逝去
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(十五代)(本名:一輝)
1959年 –
1959年 「十四代:沈壽官」の長男として生れる
1983年 早稲田大学を卒業
1988年 イタリア国立美術陶芸学校を修了
1999年 「十五代:沈壽官」を襲名
海外(大韓民国、アメリカ、フランス)にも多数作品出展
沈壽官(ちん じゅかん)の作品の魅力
【鑑賞のポイント】
陶芸作品は造形と釉薬・絵付などの焼成技術が陶工の腕の見せ所となります。
沈壽官は薩摩焼の技術で、作品を見るものを惹きつけます。
生活雑器の黒薩摩と、色絵の白薩摩が知られています。
色絵を使用した白薩摩は幕末に完成した焼物で、欧米への輸出品となっていました。
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