岩田藤七(いわた とうしち)作品の買取
作品カテゴリー
陶器・磁器
岩田藤七(いわた とうしち)の生涯・功績
岩田藤七は明治・大正・昭和時代のガラス工芸家です。
裕福な呉服商の家に生まれ、当初は絵画・漆芸・金工などを学んでいました。
実際にガラス工芸家としてスタートしたのは30歳であり、遅咲きながらもあらたなガラス工芸を追求し、1971年には文化功労者に選ばれています。
【年譜】
1893年 東京日本橋本町「初代:岩田藤七」の長男として生まれる。(幼名:東次郎)
1900年 「二代:藤七」を襲名。
1911年 岡田三郎助に師事
1912年 東京美術学校金工科入学。彫金を海野勝・平田重幸などに学び、漆芸は六角紫水に学ぶ
1918年 東京美術学校金工科卒業。西洋画科に再入学
1922年 建畠大夢に師事し彫刻を学ぶ
1923年 西洋画科卒業。今村繁三に吹きガラスを学びガラス工芸に転進。
1937年 パリ万国工芸展で銀賞
1944年 硝子製作所を設立。帝展や日展等に作品を出品。
1951年 日本芸術院賞受賞
岩田藤七(いわた とうしち)の代表作
- 「大八洲」 1988年 皇居新宮殿 コロラート壁面
岩田藤七(いわた とうしち)の作品の魅力
【鑑賞のポイント】
色彩豊かで流動的な形、そして暖かみのある藤七作品は、透明や切子ばかりのガラス界に衝撃を与え、高い評価を受けました。
制作意欲と情熱に溢れる藤七は、日本人の美意識に基づく「日本独自の」ガラス芸術を目指し、花器・食器の他、茶器の制作も始めました。
また、色ガラスによる装飾壁面「コロラート」を生み出し、ガラスの近代建築への応用という新しい分野を築きました。
日本のガラス芸術の開拓者であるとともに、世界のガラス芸術にも先進的な役割を果たし、現在のガラス作家にも多大な影響を与えています。
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