絵画を処分する方法|専門業者に依頼すべき理由や価値ある絵画の特徴

日本の家族構成の変化により、戸建てのご実家をご処分し、マンションなど集合住宅への転居の方が増えています。その結果、リビングや各部屋で飾ってあったり、しまっておいた絵画がご不用となるケースも併せて増えています。また、介護施設へ入居される方は私物の持ち込みが制限されますので、入居を機に絵画をご処分される方がいらっしゃいます。ご親族が趣味で集められたものですので、より良い処分を考えたいものです。今回は、絵画を手放すことをお考えの方に参考となるポイントをご案内いたします。
不要な絵画を処分する主な方法
日々の生活にうるおいを与えてくれる絵画ですが、額縁を含めると、相当なサイズとなるため、たくさんの絵画を同時に飾ることができないお宅が多いと思います。また、家具が増えるに連れて壁面が確保できなくなり、絵画を掛けるスペースが減っくるというケースもあると思います。では、掛けなくなった絵画はどのように処分すればよいのでしょうか。
●親族・知人へ譲渡する
作家名、作品の歴史や由来、適切な保管方法や取り扱いについて、できる限りの情報を共有することが重要です。特に終活として絵画を生前贈与する際は、相手が美術品に関心を持っていない場合も多いと思われます。絵画は一般の人には価値が分かりにくく、高額の絵画は贈与税がかかる可能性があることも考慮する必要があります。また、贋作を相手に渡してしまわないよう、専門家にきちんと鑑定してもらうことが重要です。
●施設や団体に寄贈する
せっかく集めた絵画であれば、より多くの方に見てもらいたい、という希望があるかもしれません。再利用という意味では、絵画を寄贈することで地域の芸術文化の継承に活用・貢献できるという側面があります。お住まいの地方公共団体や非営利団体・病院・介護施設などで受付していることが多いと思われます。寄贈の受付の有無を対象施設の公式サイトなどで確認の上、事前に問い合わせる事が必須となります。著名な作品や高価な絵画は、管理や保管の都合により、寄付を断られることがあるかもしれません。持ち込み以外の場合、送料は寄贈する側の負担になることが一般的ですが、事前に確認が必要です。
●専門の買取業者に査定を依頼する
画商、画廊やギャラリー、美術品・絵画買取業者などの専門業者は豊富な経験と専門知識を持っています。効率よく手続きを済ませたい人、不要な絵画が少しでもお金になればと考える人には適した選択肢であり、所有する絵画の価値が確認でき、適正価格での収入が期待できます。
●ネットオークションやフリマアプリに出品する、
個人でも簡単に絵画を出品できるので、無名作家や自分で描いた絵でも売れる可能性がある方法です。必ず売れるという保証はないので購入者が見つからなければ、長期間保管しなければならないというリスクがあります。また、出品のための準備や、売却後は梱包や発送を自分で行う必要があり、手間や時間がかかる方法となります。売却後には、販売手数料(売上価格の8~10%程度)の発生や売上を引き出すための振込手数料などを考慮しなくてはなりません。送料は、出品者か購入者のどちらかを選択できます。出品者負担の方が購入されやすいのですが、額装された絵画であれば、相応の金額となるので事前に調べて、販売額の設定が必要となります。
●不要なものとして処分する
価値がないと判明した絵画、画面自体に大きな破損がある絵画であれば、廃棄という選択ができます。紙やキャンバス、木製パネルに描かれたもので、ゴミ袋に収まるサイズのものは、「可燃ごみ/燃えるゴミ」として廃棄が可能です。木枠であれば可燃物ですが、枠や額縁の材質が、金属・プラスチック・ガラスなどのものは、住んでいる自治体のルールを確認のうえ「不燃ごみ」や「資源ごみ」として廃棄することになります。ごみ袋に収まらないサイズのもの、自治体の回収ごみのサイズ指定を超える場合は粗大ごみに分類されます。粗大ゴミとして処分する場合、手数料が発生します。自分で小さく破砕・切断すれば一般的なごみとして捨てることも可能なので、費用相場や手間を考えて決めるとよいでしょう。ただし、分別が必要なことやガラスや金属など切断が困難なものは、ご自分で破砕・切断は控えた方が安全だと思います。
絵画を処分する前に知っておきたい注意点
処分の方法を先に述べさせていただきましたが、むやみに絵画を処分することはお勧めではありません。次に、絵画を処分する前に知っておきたいことを解説いたします。
●作品に思わぬ価値がつくことがある
絵画の価値は、時代やニーズに合わせて大きく変化し続けるため、興味や知識がないからとすぐに処分してしまうより、価値を知ってからでも遅くはないと思われます。処分に費用がかかるどころか、買値がつく場合もあるので、まずは価値の見極めが大切です。絵画の価値は、見極めが難しく、専門業者に鑑定・査定を依頼することがおすすめです。美術品には精巧な偽物も出回っており、素人が本物を確認することは容易ではなく、場合によっては鑑定書が付くことで、価値が上がるケースが多くあります。
●絵ではなく「額縁」に価値があるケースもある
高価な素材が使われているもの、精巧な細工で美術品として評価が高いもの、アンティークで希少性が高いものなどは額縁の方が高い場合もあります。あまり多く存在はしていませんが、値段のつかない絵画でも額縁に値がつくなら買取り可能な業者があり、額縁買取専門の業者に査定を依頼することもよいでしょう。
専門業者に鑑定や査定を依頼するメリット
それでは、具体的に絵画専門、美術品専門の買取業者に、鑑定や査定を依頼、買取依頼をするメリットはどこにあるのでしょうか。
●豊富な経験や専門知識に加え、最新の情報を収集している
適切な価値相場と流通経路で取引が可能であり、芸術家やコレクターの間で有名な作家や、画家の地元など、一部のファンやコアなターゲットへの需要も期待できます。無名作家の絵画でも、買いたいと思う人がいれば需要があるとみなされ、風景画、本画・肉筆画・原画、額縁に入った作品、飾りやすい大きさのものなどのような絵画は売れる可能性があります。
また、絵画には種類があり、技法や画材(絵の具・油絵の具/水彩絵の具/油絵具)による区分があり、さらに肉筆によるものの他に、版画があります。さらに印刷された複製画・工芸品となると美術品としての価値はあまりなくなってしまいます。そうした違いや専門的な視点で処分のアドバイスを貰えます。
●査定をすることで、買取りの可否や条件を詳しく確認できる
出張買取に対応しているところも多いので、自宅や保管場所まで訪問してもらえるため、絵画を持ち運ぶ必要がありません。運搬中に絵画を傷付けて、価値を下げてしまうなどの心配もなくなります。
一方、以下のデメリット・注意点についてがあることも、ご承知おきください。
・買取りをしてもらえるのは価値があると業者側に判断された品に限られてきます。
・リサイクルショップや不要品・不用品買取業者は絵画専門の買取業者ではなく、絵画の販売ルートに弱かったり、情報が不足している可能性があり、査定額が下がったり買取り不可になる場合があります。無料回収の業者もいますが、一般的に不用品回収業者では、処分費用が発生することにも注意が必要です。
価値のある絵画の特徴
それでは、慎重に処分をすべき、価値がある絵画とは、とのようなものでしょうか。その要点を以下でご紹介いたします。
●付属書類や証明書、入手経路が分かる資料などが添付されている
絵画の真贋を鑑定した鑑定書や額縁、付属品、入手経路が分かる書類(領収書・取り扱い説明書)などがあるものは、価値が調べやすくなります。査定の際は、作家の証明や絵の価値を裏付けるものとして、絵画と共に提出しましょう。
●きれいに手入れされている
絵画の査定では絵の他に額縁の状態もチェックされます。柔らかい筆や乾いた布を使い、丁寧に絵や額縁のホコリや汚れを取り除きましょう。
絵画は、ダメージがあればあるほど、査定額が下がる可能性があります。そのため、すぐに売る予定がない場合は保存環境に気をつけます。保管時は、基本的に購入したときの箱に入れておき、1年に1度は絵を出して換気します。直射日光や冷暖房の風が当たらない場所で保管することがよいでしょう。
●一点ものやエディションナンバーナンバー入りの版画
エディションナンバーはシリアルナンバーとも呼ばれ、制作枚数が限定されていることを保証する番号で、その限定数の内、何枚目の作品であるかを示しています。一般的には、絵の左下に記載されています。有名なアーティストでなくても、魅力的な作品や状態の良いものは、買取り可能なケースが多ものとなります。
価値不明な絵画の処分はこたろうでまず査定を! 安心して不要な絵画をご処分できます!
冒頭でご紹介したように、絵画のご処分を検討される機会は以外に多いかもしれません。絵画の価値は素人には分かりづらく、また偽物が多くあり、その価値を図ることは容易ではありません。骨董品買取こたろうでは、絵画の価値を詳細に調べて査定していますので、ご処分方法・売却方法について的確なアドバイスやご処分のコツができるものと考えております。お気軽にこたろうまでお問い合わせください。
美術品・骨董品買取こたろうでは絵画のご売却・ご処分を承ります。
絵画作品のご処分なら、経験豊富なプロ査定士/鑑定士/専門家が在籍し、安心・便利で実績ある買取専門店・骨董品買取こたろうにお任せください。
価値不明でも絵画の鑑定から買取り価格の提案まで、親切丁寧に説明対応いたします。
作品を拝見し、詳細豊富な買取相場データから弊社査定員・スタッフが適正適切、満足いただける査定価格・買取金額をご算出提示します。お値段が納得できなければ、お断りいただいても大丈夫。また写真での査定もお手軽でおすすめです。
こたろう店舗での店頭買取や自宅への出張買取、宅配買取・郵送での買取方法に対応いたします。
全国出張料無料・手数料無料・無料査定で納得の高値買取の当店をご利用ください。ご都合が悪くなってもキャンセル料もなし。一切費用なし。絵画以外もご相談ください。まずは見積もりという場合でもご相談ください。
《買取品目の例》
絵画(西洋絵画・洋画、日本画、水墨画、油彩画・油絵、水彩画、木版画)、掛け軸・掛軸、屏風、色紙、現代美術・現代アート・現代アーティスト作品、写真作品、西洋アンティーク・西洋美術、中国骨董・中国美術・中国書画、陶磁器(瀬戸焼・備前焼・九谷焼)、ブロンズ彫刻・置物作品(ブロンズ、仏像)、ガラス工芸、鉄瓶・銀瓶、花籠 茶道具(茶碗・茶釜・香炉・花入/花瓶)、食器・漆器(蒔絵)、刀剣・刀装具、根付、象牙製品、翡翠、珊瑚、香木、切手・古銭、ビスクドール、工芸品・古美術品・骨董品の高価買取対応しています。
アンティーク家具、お酒、ブランド商品、宝飾品、貴金属、金製品・銀製品など買取などさまざまなお品物も買取実績が豊富な当店にご相談・お問合せください。
ご自分のコレクションのみならず、未額装の絵画、ご実家でご親族が購入し、倉庫に残ってあった多数・大量のお品物の査定や遺品整理のご処分、ご売却・現金化などにも対応可能です。
国内外の大手オークションへの出品もお気軽にご相談ください。
美術品・骨董品買取こたろう|確かな目利きで高額査定
https://kotto-kotaro.com/contact/
WEBからメール、LINEで簡単査定! 24時間受付中!お気軽にどうぞ!
関連記事
買取実績
こたろうの買取品目一覧
アンティーク家具
べっ甲
茶道具
中国骨董品
古銭
陶器・磁器
書道具
刀剣・日本刀・武具
切手
木工品
古書
彫刻
工芸品
掛軸
時計・貴金属・宝石
珊瑚
絵画
茶道具
西洋アンティーク・西洋陶器・西洋美術品
陶器・磁器