骨董品として価値があるものとは?特徴や種類について徹底解説!
所有している骨董品の価値について「高値で取引される条件が分からない」「査定結果で後悔してしまうのではないか」と不安になりますよね。
本記事では、価値がある骨董品の特徴や、高価買取を実現するための方法について詳しく紹介しています。
読み終えるころには、骨董品の価値について理解が深まり、自信を持って買取サービスを利用できるようになります。ぜひ、最後までご覧ください。
骨董品が「価値があるもの」とされる要素5つ
まずは「価値があるもの」と評価される骨董品の要素を5つ紹介します。
- 年代
- 作家
- 素材
- 希少性
- 保存状況
ここから順番に確認していきましょう。
素材
骨董品の素材は、作品の価値を定める要素の1つです。
特に、以下の素材を使用している作品は、価値があるものとして取り扱われています。
- 金
- 銀
- 象牙
- 翡翠(ひすい)
- 血赤珊瑚(ちあかさんご)
上記の素材は、彫り物の工芸品やアクセサリーなどに使用されている傾向があります。
同じ形の安価な骨董品でも、高価な素材を使用している場合は、高値で取引されると覚えておきましょう。
年代
骨董品の時代性を調べることで、価値があるかを判断する場合もあります。なぜなら制作された時代が古い骨董品は、残されている数や状態の良いものが少ないからです。
例えば、焼物や陶磁器は保存される過程で破損する可能性が考えられます。引っ越しや運搬の際に破損する場合もあるでしょう。
つまり、本来消耗されるはずの骨董品が、形を変えずに残っているのは貴重なことなのです。
なお、いつの時代に生産されたものかは、付属品や共箱などに記載されているため、確認しておきましょう。
作家
骨董品は、制作した作家の知名度によって、価値があるものか判断されるケースもあります。作家の知名度は、サインの有無で判断できます。
当時のサインとして印字された「落款」や「銘」が、箱の蓋や作品の底などに記載されていないか確認しましょう。
しかし、作者名を偽造した骨董品や、真似て制作された骨董品は贋作(がんさく)とされています。偽物として扱われるため、価値がないと判断されるのです。
一方、偽物の例外として、有名な工芸家が古い作品を写して制作し、名前をつけて製作・発表した場合には、高い価値がつく場合があります。
偽物の骨董品については、専門家や鑑定士に判断を依頼するのがおすすめです。
希少性
骨董品は希少性、つまり流通している数が少ないほど、価値が高まる傾向があります。
特に多作ではない作家の逸品は、もともと制作されている数が少ないため、高値で取引されています。
また、当時に人気がなかった骨董品でも、制作された数が少なければ、再評価によって価値を有する場合もあるようです。
保存状態
価値がある骨董品の状態として、丁寧に保存されてることが挙げられます。古い時代に制作された作品や、柔らかい素材を使用した作品は、傷みやすいため注意が必要です。
また、絵画や掛軸は湿気に弱く、カビが発生しやすい素材を使っています。小さな破損でも価値が下がってしまうため、骨董品の特性に合った管理を心がけましょう。
骨董品として価値があるジャンル
次に、価値がある骨董品のジャンルと有名作家を一覧で紹介します。所有している骨董品をチェックする際に、活用してみてください。
掛け軸:田能村竹田、沈周、山口華楊、蓮如上人、松林桂月など 海外の美術品:徐悲鴻、斉白石、ロブマイヤー、リモージュなど 武具(刀剣・甲冑類):堀川国広、大隈俊平、二代月山貞一など 焼物・陶磁器:濱田庄司、伊藤赤水、島岡達三、金城次郎など 茶道具:石黒光南、荒川豊蔵、北村静香、本間琢斎など 食器・ ガラス製品:柴田是真、遠藤兆映、市川銕琅など 象牙・珊瑚・翡:清水信生、小針敏生など 絵画:鎮西直秀、萬鉄五郎、山下清など 香道具:大坂弘道、諏訪蘇山など |
骨董品を価値がある状態で売る5つのポイント
続いて、価値がある状態で骨董品を売るためのポイントを紹介します。
- 相見積もりを取る
- 修復は専門家に依頼する
- 鑑定書と一緒に査定する
- 付属品の一緒に査定する
- 手数料が発生しない業者に依頼する
ここから順番に解説していきます。
相見積もりを取る
骨董品を価値がある状態で売るなら、複数の業者で見積もりを取りましょう。なぜなら、最初に選んだ業者での査定額が、最高額とは限らないからです。
売却する骨董品が、業者にとって買い取りたいジャンルではない場合、当然価値は下がってしまいます。
また業者によって、買取した骨董品を売りさばく方法が異なります。見積もりを複数比較することで、最も高い査定額の買取業者を選べるのです。
少しでも高い査定額で売却するためには、複数の買取業者から相見積もりを取る必要があります。
修復は専門家に依頼する
価値がある骨董品の修復作業は、専門家に依頼して行いましょう。
例えば、掛軸を修復するためには、寸法や材質を把握した上で、必要な修復作業を検討します。素人の方が骨董品を修復するのは難しく、失敗した場合は、骨董品の価値を下げてしまうでしょう。
骨董品の修復は、ご自身で行おうとせず、専門家にお願いすることが大切です。
鑑定書と一緒に査定する
骨董品の価値は、鑑定書と合わせて査定した方が上がります。
万が一、鑑定書がない状態だとしても、鑑定書を後から取得できるようです。
なお、骨董品を売るために鑑定書を取得する方は、以下の2つを念頭に置いておく必要があります。
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上記の条件を満たしていない場合は、鑑定書の取得が難しくなるでしょう。鑑定書の取得を考えている方は、一度信頼できる古美術商に相談するのをおすすめします。
付属品も一緒に査定する
骨董品の価値は、付属品が揃った状態の方が価値があると判断されやすいです。
例えば、作品が収納されていた木箱や包み紙、袋などが該当し、買取価格に関わる大切な要素です。
中でも、未開封・未使用品の作品は、価値があるものとして、買取査定価格が高く設定されています。骨董品の付属品は処分せずに、保有した当時と同じ状態にして売却しましょう。
手数料が発生しない業者に依頼する
価値のある骨董品を売る際は、手数料を抑えて取引するのが最適です。買取業者には、出張料や査定料、運搬時の保険など各種手数料が設定されています。
仮に、骨董品が高価で取引されたとしても、手数料を差し引かれた場合、手元に残る金額は減ってしまいます。損しないためにも、手数料が発生しない業者に骨董品を売却するのが賢明です。
買取業者のホームページを事前にチェックし、手数料無料かを確認した上で売却しましょう。
価値がある骨董品についてよくある質問
最後に、価値がある骨董品に関する質問を紹介します。
- そもそも骨董品の定義とは何ですか?
- 骨董品とアンティークの違いは何ですか?
- 骨董品のおすすめ買取方法はどれですか?
ここから1つずつ回答していきます。
そもそも骨董品の定義とは何ですか?
骨董品とは、希少価値のある工芸品や美術品を表します。1934年、アメリカで制定された通商関税法では、100年以上前の物が骨董品に該当すると記載されているようです。
骨董品とアンティークの違いは何ですか?
アンティークは、骨董品をフランス語で表した言葉です。
また、劣化によって味のある色合いを持つ物を、アンティークと呼ぶ場合もあります。一般的には、ヨーロッパ風の古い家具や雑貨などを総称してアンティークと呼ぶようです。
骨董品のおすすめ買取方法はどれですか?
骨董品の代表的な買取方法としては、3つの手段があります。各買取方法の特徴とおすすめする人を下記にまとめていますので、参考にしてみてください。
買取方法 | 内容 | おすすめな人 |
店舗買取 | 骨董品を店舗に直接持ち込んで、査定から買取まで行う方法 |
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出張買取 | 買取業者が自宅を訪問して、査定や買取を行ってくれる方法 |
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宅配買取 | ご自身で骨董品を梱包し、宅配を依頼して買取をしてもらう方法 |
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価値がある骨董品か自分で調べるのは可能ですか?
インターネットや書籍で、骨董品の価値を個人で調べられます。骨董品に精通した博物館や美術館を訪ねるのも1つの手段です。
しかし、時間と労力が必要である上に、得た情報が正しいかを改めて確認する必要があります。
さらに、骨董品の需要によって価値は変動しているため、素人が需要の調査を行うには限界があるでしょう。
骨董品の価値については、専門家や鑑定士に確認してもらうのがおすすめです。こたろうの無料査定の詳細は、こちらから確認できます。
まとめ
本記事では、骨董品の価値を判断する要素や、価値を高める方法などを紹介しました。
骨董品の価値は、さまざまな要素によって判断され、売却先によっても価値が異なります。
なお、買取業者に依頼する際は、複数の業者を比較し、手数料無料の業者をご検討ください。
骨董品買取こたろうでは、骨董品の価値を考慮して、納得のいく取引を提供しております。査定の相談を無料で行いますので、骨董品の売却をご検討中の方は、ぜひこちらから利用してみてください。