【愛好家必見】高く売れる日本絵画の特徴とは
オークションに出品される絵画が、美術品として何十億円で落札されるところをテレビで見たことがあるという方もいるのではないでしょうか。美術品に詳しくない人の目では、高く売れるものとそうでないものの細かな違いは分かりにくいものです。では、高く売れる絵画にはどのような特徴があるのでしょうか。今回は、価値の高いものを見極めるための特徴をご紹介します。
■高価な絵画の特徴とは
高価な絵画の大きな特徴としては、「作者が有名である」という点があげられます。絵画のように作者のサインが含まれる美術品は、他の美術品と比べて特に作者の知名度に左右されると考えられています。
なお、一般的に美術品の価値が決まる要因は、「稀少性が高いか」「需要と供給のバランスがとれているか」「美的価値があるか」の3つであるといわれています。以下ではその3点について詳しくみていきます。
・稀少性が高いか
稀少性とは、「数の少なさ」を指します。美術品の世界では、数が少ないものほど高い価値をもつ傾向が顕著です。例えば、1500年代に流通していたとされる美術品と、1900年代に流通していたとされる美術品を比べると、一般的には1500年代 に流通していたもののほうが数が少ないために、稀少性が高くなる傾向にあります。
なお、稀少性には年代以外にも、上述した「作家物であるか」という点が重視されます。上述したように、著名人の作品である場合は高価買取が期待できます。ただし、著名人のものであっても市場に広く出回っているものであれば稀少性は高くなく、買取価格は下がってしまいます。反対に、たとえ作者が不詳であっても歴史的に古いものであれば、高価買取されるケースがあります。
古い作品を売却する際に注意したいのは、保存状態です。きれいな状態で保存されていれば価値は上がり、保存状態がよくなければ価値は下がる傾向にあります。
以上のことから、古い美術品で著名人の作品であり、なおかつきれいな状態で保存してあるとなれば、それだけ価値が高くなるといえます。
・需要と供給のバランスがとれているか
求めている人が多い時代に売りに出せば、高価買取が期待できます。例えば、ある作家が話題になっているときにその作家の作品を売りに出せば、そうでない時期に出すよりも高価買取される傾向にあります。そのため、高価買取を期待するのであれば、売却の時点でどの程度の注目が集まり、どの程度の人たちから必要とされているのかという点などをチェックし、高価買取してもらえる時期を見極めることが大切です。
・美的価値があるか
美的価値は、見る人の主観によって大きく異なるという点が特徴です。そのため、美的価値は価格に影響を与えるとはいえ、他の2つの要因である稀少性や需給バランスと比較すると、それほど重要ではないとの考えもあります。
美しさの評価はもっぱら主観によるものであり、それゆえある人にとっては大きな魅力があるにもかかわらず、他のある人にとってはほとんど魅力を感じないということもあります。魅力の有無が美的価値に直結するため、経済的価値・価格に反映されることになります。
美術品の価値は、上記のような要因によって定まります。この要因は、作者によって価値が大幅に異なる絵画においても同様です。
なお、所有している絵画の価値を正確に査定するとなると、市場での相場を把握したり、知識と経験が必要になったりするので、買取業者に相談することが望ましいといえます。作家物らしき絵画であれば、高価買取が期待できます。ネットで調べてもほとんどでてこないような作家でも、高い価値を秘めている場合があります。
■日本絵画を高く売りたいなら
日本絵画を買取に出そうと検討している方は上記の特徴を押さえた上で、少しでも高価買取されるタイミングを見極めることが大切です。骨董品買取専門店の「こたろう」では、絵画も買取りしています。店舗買取のみならず出張買取も行っているので、「重くて持ち運べない」「持ち運ぶのが不安」という方は、ご自宅で鑑定・査定することができ、時間と手間を割きません。鑑定・査定についてご連絡してからの対応スピードの速さは業界トップクラスで、査定後すぐに現金にてお支払いが可能です。自宅に眠っている日本絵画があれば、ぜひ一度ご検討してみてはいかかがでしょうか。