象牙買取

価値急降下、いま手放す時期のアイテム

ワシントン条約により取引の規制が強くなった象牙。我々業者間でも、取引に制限がかけられており、取引価格の下落が激しいアイテム。特に牙状のものについては、いまが手放すラストチャンスです。

象牙の特長

「象牙」とは、文字そのまま象の牙の事です。 象牙は密度が高いため、切削加工がしやすい素材として、3〜4万年前から重宝されてきました。日本に象牙が伝来した時期は奈良時代と言われ、正倉院宝庫にはものさしや、楽器の撥(バチ)、櫛など様々な加工品が残っています。象牙はアフリカ諸国からの輸入に頼っており、一時期は密猟などによってアフリカゾウの個体数が激減してしまったことも。 それに伴い規制がかかり、今日では売買がより難しいものとなりました。

象牙の魅力・人気の理由

かつては富の象徴とも言われ、特に大きい牙状のものは高値で取引されていましたが、昨今の自然保護・環境保護の観点で象の保護が進んできました。にもかかわらず、象の密猟が絶えないことから、国際的に象牙の取引ができなくなっており、日本国内でも取引に強い規制がかかるようになってしまいました。原型つまり牙状の象牙はこうした環境により、価値が下がる傾向にあり、さらには象牙を加工した品物の取引にも規制がかかる傾向にあります。例えば、楽天やYahooオークション/ショッピングでは象牙に関するものが出品禁止となっています。

買取商品例

象牙原木 / 根付 / 置物 / 仏像 / 彫刻 / 筆筒 / 香炉 / 花 / 印鑑(印材) / 万年筆 / アクセサリー / 櫛/ 簪(かんざし) / 麻雀牌

登録証について

原型を保持した象牙の売買には登録票が必要です。

象牙の原木はもちろん、彫刻が施されたものでも「牙の形状を保持しているもの」に関しては、取引の際に登録票が必要となります。

買取や売却の他に、譲受や相続まで全ての事柄において適用され、登録票のない象牙の取引は種の保存法違反となりますのでご注意下さい。

一般のご家庭にあるものは登録票が無いものもあるため、お手元の象牙に登録票があるかどうかご確認ください。無い場合は申請手続きが必要になります。

なお、こうした原型を保持した象牙(登録票のあるもの)および象牙加工品のご売却については、条件的に難しいものではありますが、ご相談いただくことは可能です。

※以下のような象牙の加工品は登録票が不要です。

登録証の取得方法

自然環境研究センター(03-6659-6018)へ電話をして申請方法をお問い合わせください。
※電話窓口は平日10:00〜17:00まで、申請料金は象牙1本あたり5,000円となります。
※象牙(原型を保持したもの)の登録には、規制適用前(アジアゾウ :昭和55年11月4日より前/アフリカゾウ:平成 2年 1月18日より前)に保持していたことを証明する書類(例/輸入された際の通関書類など)が必要です。
もし、証明として使用できる書類がない場合には、「第三者の証言」と「第三者の証言を裏付ける補強(A)」が必要となるとのことです。
(A)=全形牙の放射線炭素年代測定法による年代測定結果等の客観-的に証明できる書類
(A)の受託機関の例=株式会社加速器分析研究所白河分析センター/0248-21-1055 同社ホームページ参照

象牙の買取実績

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代表的な取扱い作家

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象牙を高く売るポイント

point 1 象牙自体の重さ

査定の基準はお店によって多少の差はありますが、大抵は象牙の重さを重要とします。 重さのある、立派な原木や磨き牙をお持ちであれば高額査定が期待できるかもしれません。 ですが、象牙には内部に鉛や象牙粉、硬質ゴムなどが詰められている物や人工象牙、模倣品等では 当然重くても良質とは言えません。 詰め物がある場合は、詰め物を除外した重量での査定になります。 ただし、お客様ご自身で詰め物を取り出して測ると破損してしまうリスクもございますので、 そのままの状態で一度査定に出していただくことをお勧めします。 詰め物が入っているかどうか不明な場合も、ご自身でフタを開けないようにご注意ください。

point 2 象牙の色艶や状態

小さなヒビや傷程度でしたら、どのお店でも査定にはさほど影響ありません。 ところが、折れていたり、深いヒビなどがある場合は査定が下がってしまう原因となります。 劣化具合の判断基準として色艶の良し悪しが関わってくるため、艶のある澄んだ色である程、 査定額も高くなります。

point 3 象牙の形状

細工や彫刻が施されている物、置物、1本ものなど、象牙の形状で価値が違ってきます。 置物や家具等は作品価値が分かるお店で鑑定して貰うことが重要で、こたろうでは価値を理解 した鑑定が可能です。そのため、置物や家具等は高価買取の期待が持てるお品と言えます。 アクセサリーに関しましては、流行に左右されるお品ですのでその時の需要による 買取価格となります。

point 4 象牙の硬さ

硬度が高い象牙は、劣化の少ない品質の良い象牙として高価で買取されやすいです。 象牙は基本的に、生きている状態もしくは息絶えてから間もない象牙は高い硬度を持っています。 一方、像の墓地などで採取した象牙は硬度が低く、劣化が早いとされています。

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